屋根アンテナ工事


屋根アンテナとは

一般的にテレビを見る際に必要なものが屋根アンテナです。
しかし、見たいチャンネルや住んでいる地域によって必要なアンテナは変わってきます。
周辺の電波の強さや家の外観等、お客様のご希望にあわせてアンテナ選びを行ってください。

 

地デジアンテナ

住んでいる地域の電波の強さのことを「電界強度」と言い、最寄りの電波塔からの距離によって、「強電界」「中電界」「弱電界」の3つに分類されます。最も電波の弱い「弱電界」に住んでいる方ほど、テレビが映りにくくなります。



その電波の強度が最も高いのが八木式アンテナです。魚の骨の様な形をしていて、屋根の上に設置します。



























八木式アンテナの上についている細い棒は2つのものが1つになっています。
まっすぐの棒を「導波器」、右側のくの字の棒を「反射器」と言い、これらを結合して「素子」と呼びます。
一般的に素子の数が多いほどアンテナのサイズは大きくなります。
それに伴い電波の受信感度も良くなっていきますので、電波の弱い地域では強力なアンテナが必要となります。

 

 

しかし、この八木式アンテナでは家の景観を壊してしまうから嫌という方もいます。
そのような方にはデザインアンテナの設置がオススメです。

電波強度は八木式アンテナよりも弱くなってしまいますが、小さな箱の様な見た目で壁面に設置することが多い為、家の景観を壊しにくく、鳥害対策にも効果があり最近のお家に人気です。また、太陽光パネルを設置する場合にも邪魔になりません。
カラーも4色(白・ベージュ・茶・黒)あるので、家の外壁にあったものを選ぶことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、前述の通り八木式アンテナより電波が弱い為、トラブルも多いです。
工事前に電波状況をよく調べておかないと、天気や季節によってテレビ映りが悪くなったり、特定のチャンネルが映らなくなったりすることがあるため注意が必要です。

 

 

パラボラアンテナ

BS/CS放送を見るために必要なのが丸井形をしたパラボラアンテナです。
これらにもいくつか種類がありますが、今は4K8K対応のものが一般的です。

4K8K放送とは
今までより画素数が増えたため画質が良く鮮明な映像で、映画鑑賞やスポーツ観戦に向いています。
この4K8K放送を見るためには各種対応製品が必要となります。


















 

 

 

 

 

 

 

パラボラアンテナは近くに建物や大きな木等の障害物がなく、空が広く見渡せる場所に設置しなければなりません。
また、衛星からの電波を受信するアンテナなので、電波を発信している衛星のある南西の方向に向ける必要もあります。
基本的にはベランダへの設置となりますが、屋根や壁面への設置も可能です。
色は白のみとなります。これはアンテナが太陽の熱を吸収してしまわないようにするためです。
デザインアンテナと違って大型で、かつ金属製でできているため、太陽の熱の影響を強く受けてしまいます。
太陽の熱は電波の送受信を邪魔してしまうため、熱を吸収しやすい黒は適さないのです。また、万が一太陽の熱を多く浴びてしまうと、形状が変形してしまうかもしれないことも理由のひとつとなっています。